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ご挨拶

こんにちは。石井さとみです。

 初めて立候補した選挙の時、私はコミュニティバス、コンテンツ産業による産業振興、高梁らしさを生かす観光開発、産官学が連携する拠点づくりを目標に掲げました。現在も公私にわたって、実現に向けて邁進しています。しかし、8年間の議員活動の中で、絶対に欠かせない要素として「教育」の必要性を痛感しました。

 人生100年時代といわれる現代、今年生まれた子どもたちは、22世紀を見ることになります。社会はICTによって急速に変化しており、100年後にいったいどんな日常を送っているのか想像もつきません。激変する社会では、過去の経験に頼ることができません。自分で課題を見つけ、考え、解決する力、つまり「考える力」がこれからの時代にはなによりも求められています。考える力を育てる教育は、これから必須になってくると思います。

 質の高い教育は、地域の魅力を高め、人を引き寄せます。高梁には教育関連の仕事についている人が多くいます。学園都市高梁の魅力を高めるために、創造的な人材を育成する教育に、今後も力を入れていきたいと思っています。ぜひご協力よろしくお願いします。

プロフィール
  • 1970年2月22日生まれ
  • 高梁小学校卒業
  • 高梁中学校卒業
  • 高梁高等学校卒業
  • 静岡大学教育学部小学校教員養成課程美術卒業
  • 早稲田大学第二文学部中退
略    歴
  • ゲーム会社でグラフィックデザイナーとして勤務
  • 編集プロダクション勤務
  • フリーライターとして独立
私の強み
  1. ゲームやICTを専門にしているライターとして活動しているので、デジタル技術についての専門知識があります
  2. 都市部で働いていた時の人脈や経験を、ふるさとの魅力発信に活用します
  3. デザイン力や企画力を生かして、行政に対して積極的な提案をしていきます
重点課題
1 教育分野

 「創造力」という言葉は「芸術」という意味で捉えられることが多いですが、実際には生活や仕事の中で幅広く活用できる能力だと思います。例えば、地域住民が困っていることが、ほんのちょっとしたアイデアで解決することもあります。そんなアイデアを考え付く柔軟な思考こそが創造力です。

 わからないことはインターネットで気軽に検索でき、難しい処理はPCが代替してくれる時代、知識を詰め込む教育よりも、ネットやICT機器を使いこなせるリテラシー(能力)や、既存の枠組みにとらわれず自由な発想で課題を解決できる創造力を育てる教育が重要になってきています。

 2020年にはいよいよ小学校で新学習指導要領での授業がスタートし、国の教育方針も創造力を重視する方向にかじを切っています。しかし、創造力は数値化しづらいので、従来の点数を競うテストで優劣を競うことが難しく、進学を前提とした今の学校教育の中では十分にその能力を育成することが難しいという側面があります。

 そこで学校の教育をサポートできる、新たな教育の場を地域に作りたいと思っています。子どもたちが集まり、自由に創造力を発揮できる場所としての「地域ICTクラブ」づくりを、今後も進めていきます。

2 観光分野

 観光は国の重要な産業の1つであり、高梁市でもずっと力をいれてきている重点課題の1つです。高梁市の観光業はまだまだ成長途上ではありますが、他地域との差別化をするに十分な大きなポテンシャルを秘めており、今後市の主要産業に成長することは十分可能だと思っています。

 参考にしたいのは、イタリア、トスカーナ地方で生まれたアグリツーリズムです。アグリツーリズムはアグリ(農業)とツーリズム(旅行)を組み合わせた言葉で、日本ではグリーンツーリズムとも呼ばれています。農村の古民家での宿泊や、農業体験、取れたての野菜や山の幸を使った料理など、地域にあるものを強みにした観光を提供することができます。

 トスカーナには、古い農家を改装し、プールやスポーツ施設を備えたリゾートホテルが多数営業しています。また、イタリア北部の山間部で生まれたアルベルゴ・ディフーゾは街に点在する空き家をホテルに改修し、街をまるごと宿泊施設として利用する方法であり、空き家が増えている日本でも注目されている手法です。

 今後も世界の最新の観光動向を調査しつつ、その知見を活かして高梁市の観光を盛り上げていくために、様々な提案や企画を行いたいと思っています。

3 新産業振興

 高梁市が行った住民アンケートによれば、市民が考える最重点項目は「雇用の場の確保」でした。高梁市の有効求人倍率は、ここ数年は2.0を超える高い値で推移してきました。新型コロナウイルス感染症の影響で今は1.6程度まで減少していますが、この数字だけを見れば求人は十分にあることがわかります。

 それでも「雇用の場の確保」が重点項目として挙がるのは、雇用のミスマッチが原因です。希望する職種がない、正社員の雇用が少ないなど、働きたい人の希望が求人とあっていないことが、仕事を求めて人が流出してしまう原因になっています。

 安定した雇用を増やして地域の所得を底上げすることは、その地域の魅力を高めることに通じます。